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無言実行 〜つぶやきブログ〜

在るものを活かし、無いものを創る

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

歯科医と理学療法の接点

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2013.3.9、大今里リハビリテーションセンターにて「歯科医と理学療法の接点」というテーマにて勉強会を開催しました。約2年前に京都で山本尚司先生主催の顎関節のセミナーにて杉元先生とお会いし、その後患者としてお伺いする中でお互いの職種で何ができるかという話しになりました。今回は、各々の職域における引き出しを提示しつつ、目の前の患者に何が提供できるのかを探っていければという思いがありました。会の特徴上、先生方にはボランティアでの講演を依頼しており、頭が下がる思いでいっぱいです。この会にかける思いが伝わってきます。
 
 最初は大分中村病院の紙谷浩喜先生、「理学療法とは~症例検討~」です。歯科医の先生方に、私達の仕事内容を理解して頂きたいということ、また勉強会等積極的に参加されている先生は、ここまで考えて臨床に向かっているんだということを知って頂きたく、紙谷先生にも依頼しました。わざわざ大分から渡邊先生と参戦、旧友の登場に自身も嬉しくテンションも上がります。トップバッターでしたが笑いもありでいっぱい準備したんだな、発表慣れしたな~と勝手に感じてました。杉元先生と同じまさかの小豆島出身、いきなりの接点でしたね(笑)
 ここまで患者さんのことを考えて他職種連携をとるということ、自身の施設でも連携を大切にしており、話さずとも大切なことは一緒なんだと思いました。両踵骨骨折後の右側のみの疼痛は、左の踵骨にインソールを挿入し軽減し、歩行や主訴は全く変わっていました。そのまま入れ続けるのか、調整は?裸足では?両側の足部の評価は?Drとの連携は?など意見が飛び交う、のっけからよいディスカッションになっていきました。双方に勉強になったなと、また5年目でここまで理路整然とよくまとめてトータルコーディネートしたなと感じました。 

次は、自身の「顎関節と理学療法について~全身から捉える~」です。座位姿勢のアライメント評価(骨盤・体幹・顎関節・頚部)を確認、調整し顎への影響をまずは軽減させるといった内容です。その後は、咬筋と外側翼突筋、後頭下筋群の機能と評価、アプローチを実技を交えて行っていきました。デモでは、見ただけではわかりにくいと思い、実際に2人1組で体感して頂くようにしました。病院で固い椅子に座り、力を入れて全力で開口している状態で良い咬合を形成していくことは難しいのではないでしょうか?歯科医の先生方は、セラピストが当然のように行っている「全身を見る」という方法が新鮮らしく、ここでも接点を感じられる内容となったかと思います。頭部前方位の弊害も説明していきました。

 昼食休憩を挟み、スギモト歯科医院の杉元敬弘先生「咬合治療について」、楽しみにしていました。今回は、セラピストが対象ということで先生の思いのまま話せるといった経緯もあり、最初から熱意と情熱が伝わってくる内容でした。「なぜずれるのか?」下顎の奥歯が上がって対応する場合と、後方支持喪失(奥歯が抜ける)場合との2つが主にあるとのことでした。そこをインプラント等で調整し、人工物ではあるが自然な咬合を目指していく。すごいことです。また、作業側の可動性が少なく非作業側になれない、つまりは左右を使って噛めないことにつながるという話しは、関節のリラクゼーションや運動領域が得意な理学療法士には幅が広がる話しだったと思います。
また、映画を見ているかのような圧倒的なプレゼンにも脱帽でした!けむり~(笑)

次は、エースの社会福祉法人 慶生会 小西貴による「顎口腔領域と理学療法について ~局所から捉える~」です。3月で退職ということもあり、どうしても一緒に開催したかったという経緯がありました。冠動脈バイパス術後、左肩があがらず左手も全く動かない状況がかなり続いたとのこと。耳をひっぱる、上顎骨をリフトするなどのアプローチをしたことで、それらが改善したという発表でした。実技も少しあり、実際に行いましたが、長年通らなかった自身の鼻呼吸が改善しました。びっくりして「これは続ける!!」と思いましたが、利用者さんもそういった状況だったかもしれません。間の理論がなかなかありませんが、反対に説明しようとすると少しややこしくなるかもしれません。でも、それでも結果で還元するのが最大の持ち味かと感じてます。

 最後は、石田歯科クリニックの石田亮人先生「小児・児童期の口腔内形成について」です。明日朝から東京で、そのあとドイツというかなり忙しい中で参戦して頂きました。上顎骨の長軸方向の成長、舌位、座位姿勢、哺乳という独特ですが納得できる理論展開で、実践されているので説得力がありました。どれもそうですが、内容が面白すぎて赤裸々に載せるのがもったいないです。是非皆さんご参加頂ければと思います。世の中のお父さんお母さん、ピラティスインストラクターの皆さん、こどもの健康のためにも石田先生の内容は必見だと思います。
生活習慣に対する予防的アプローチは小児から対象となりますし、新生児の前の母親の骨盤アプローチも重要になりますね。

理学療法士として手を広げすぎると専門性の低下にもなりますが、できることは一緒で、何も特別なことでも内容に思います。
必要とあらばすぐに動けるフットワークや、他職種と組んででもどうにかしたい!と、思えるかどうかかもしれません。

次回に期待して、また皆それぞれ頑張れたらと思います!

皆さんおつかれさまでした、ありがとうございました!!

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